「サンキューちばフリーパス・フリー乗車券」を使って2日間で巡る千葉のフォトスポット!

ゴトゴト揺られてのんびりと秋に触れる列車の旅。「サンキューちばフリーパス・フリー乗車券」を使って、千葉のフォトスポットを探しにいきませんか?

千葉を拠点として2つの行程をご紹介します。少し急ぎ足になるけど欲張ってたくさんのフォトスポットをまわるか、一つひとつじっくりと見てまわるか、列車の時刻とみなさんのペースに合わせてアレンジしてくださいね。

 1日目 《北総を周遊》千葉→成田→佐原→銚子→千葉
 2日目 《房総横断》千葉→いすみ鉄道→さとやまGO→千葉

「サンキューちばフリーパス・フリー乗車券」とは?
千葉県内のJR線・一部の鉄道・路線バスが連続する2日間乗り放題! きっぷ提示でのおトクな特典もあり。千葉県内発(フリーパス:おとな3,970円、こども1,980円)と東京都区内発(フリー乗車券:おとな4,790円、こども2,390円)があります。
発売期間:~2019年12月25日(水) 利用期間:~2019年12月26日(木)
公式サイト:https://maruchiba.jp/miryoku/marugoto/39freepass.html

1日目 《北総を周遊》千葉→成田→佐原→銚子→千葉

JR成田線で千葉駅から成田駅へ!

JR成田駅から参道を15分ほど歩くと、成田山新勝寺総門が見えてきます。さらにその先にあるのが、東京ドーム約3.5個分という広大な敷地を誇る成田山公園です。

成田山公園(成田)

四季折々の風景を見せる公園で、撮影スポットはたくさんありますが、特におすすめなのは文殊・竜樹・竜智の名を持つ3つの池や、池に浮かぶ浮御堂です。そしてひときわ素晴らしい風景を見せるのは、何と言っても紅葉の時季。毎年11月には「成田山紅葉まつり」が開催され、素晴らしい景色を一目見ようと、たくさんの方が訪れます。2019年は11月24日(日)まで開催されていますので、ぜひお出かけください。
また公園の一画にある成田山書道美術館の脇には、水琴窟(すいきんくつ)と言われる場所があり、耳を澄ませるとお琴のような澄んだ音が聞こえます。目だけではなく、耳も楽しんでみてくださいね。

紅葉まつり https://www.naritasan.or.jp/gyoji_sp/momiji.html

 

JR成田線で成田駅から佐原駅へ

成田を後にしたら、次は佐原へ向かいましょう。まずは駅前にある水郷佐原観光協会駅前案内所に立ち寄るのがおすすめ。佐原の詳しい地図(20円)が買えるほか、レンタルサイクルを借りたり、見どころの相談に乗ってもらったりすることができますよ。

水郷佐原観光協会 https://www.suigo-sawara.ne.jp/

小野川沿いの町並み

佐原と言えば、江戸の風情が漂う小野川沿いの町並み。土蔵造りの家々に趣があります。「樋橋(ジャージャー橋)」は、30分ごとに落水のある珍しい橋。そのすぐ横には、日本地図を初めて作ったとされる伊能忠敬の業績を展示した「伊能忠敬記念館」(サンキューちばフリーパスの特典で入館料50円引)があります。30分~1時間で見学できます(月曜休み)ので、時間に余裕があれば立ち寄ってみてくださいね。

小江戸さわら舟めぐり

小野川沿いの町並みは関東地方で初めて「重要伝統建築物群保存地区」に選定されました。サッパ舟から見上げる江戸風情が残る町並みは、「北総四都市江戸紀行・江戸を感じる北総の町並み」として日本遺産に認定されており、格別な情緒が感じられますので、町並みをぜひ満喫ください。

カーザ・アルベラータ

歩きつかれたら、小野川沿いにある地元で話題のレストランでランチを。内装は和風モダン、日本庭園を眺めながら千葉の食材をふんだんに使った本格派イタリアンが楽しめます。ランチもディナーも予約制ですので、事前に電話でご予約を。
http://www.casaalberata.com/

ぶれきめら お休み処

スイーツは別腹!というあなたは、ご当地アイスをぜひ。一番人気の醤油ジェラートは、地元産の生醤油、新鮮牛乳を使用し絶妙な味に仕上げたオリジナル。また、薬膳生姜、フレッシュミルク、ミルフィーユ、季節の果実シャーベットなどの味もありますよ。

JR成田線で佐原駅から銚子駅へ!ここが銚子電鉄の入り口

銚子電鉄は銚子駅から外川駅までの10駅、約6.4kmを走るレトロな列車で、撮影スポットとしても有名です。もちろん銚子電鉄で旅を続けてもいいのですが、銚子駅でレンタサイクル(サンキューちばフリーパスの特典で500円引きに!)を借りて観光するのもおすすめです。

銚子電鉄

京王電鉄で使用していた車輛(2両編成)が主力として活躍しています。世界でも有名な「デキ3」機関車は、全長4.4mの小型機関車として人気があります。笠上黒生駅から終点・外川駅の間は、撮影スポットとしておすすめです。
ただし、写真を撮るときは、線路内に入っての撮影は危険ですので絶対にやめましょう。個人宅の敷地内も、許可なしに入ることは禁止です。

銚子電鉄 http://www.choshi-dentetsu.jp/

ウォッセ21&銚子ポートタワー

銚子と言えば、新鮮なお魚! 銚子第1卸売市場(観音駅下車徒歩10分)内にある漁協直営食堂や漁港周辺にある食事処では銚子沖近海で獲れたマグロなどの海の幸が楽しめます。「ウォッセ21」(笠上黒生駅下車徒歩22分)では、銚子で水揚げされた新鮮な魚介類や銚子土産をお買い求めいただけます。
併設の「銚子ポートタワー」からは、銚子市内や太平洋が一望できます。晴れた日には富士山が望めますので、夕景を撮りに最上階の展望台まで上ってみてくださいね。

銚子ポートタワー&ウォッセ21 http://www.wosse21.net/

外川駅

銚子電鉄の終着駅で、大正12年に開業した歴史ある駅です。現在も当時の面影を残し、写真スポットとしても人気。関東最東端終点駅としても知られていて、週末には多くの観光客が訪れます。外川の街並みもまた風情のある光景です。下り坂の向こうに見える海まで、石畳を歩いてみませんか。

この北総エリアを2日間かけてのんびり観光する場合には、海を一望しながら宿泊できる犬吠埼温泉へも足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

2日目 《房総横断》千葉→いすみ鉄道→さとやまGO→千葉

JR外房線で一気に大原駅へ!

2日目は、朝市に行くために大原駅をスタート地点に。朝から美味しい魚介類を堪能したら、風情のあるいすみ鉄道と期間限定で運転する周遊バス「さとやまGO」で時間の許す限り寄り道しましょう!

大原駅「大原漁港 港の朝市」

魚介類の水揚げの種類が豊富な大原漁港で開催する朝市は、毎週日曜日(8:00~12:00)の開催です。購入した海産物や干物が、その場で食べられるバーベキューが大好評。日曜日以外に開催されることもありますので、公式サイトでスケジュールを確認してくださいね。

大原漁港 港の朝市 http://minato-asaichi.com/schedule/

大原から大多喜を通り、上総中野までのいすみ鉄道の旅

いすみ鉄道は単線非電化の鉄路に、旧国鉄で活躍した気動車が14駅・26.8kmを走り、車窓には里山の風景が広がります。東京駅から直線距離にして約60km離れただけで、そこはまさに別世界。

国吉駅~ポッポの丘~

国吉駅からレンタサイクルを利用して、「ポッポの丘」に行ってみませんか? 「ポッポの丘」は、各地を走っていた貴重な鉄道車両が展示されていて、一部車両は中に入ることもできます。また「ポッポの丘 カフェTKG」では、「鶏卵牧場」から直送された卵を使った卵かけご飯と、コーヒーが楽しめます。営業日は公式サイトで確認を。

ポッポの丘 http://keiranbokujo.com/company1.html
レンタサイクル(いすみ観光ポータルサイト) http://www.isumi-kankou.com/rentacycle.html

大多喜駅~大多喜の町並み、大多喜城~

大多喜の町並みは“房総の小江戸”とも呼ばれ、江戸時代から変わらないたたずまいを残す建物が点在しています。町のシンボル・大多喜城は、徳川四天王の一人「本多忠勝」が治めたことで知られています。今のお城は昭和50年に再建されたもので、3層の天守閣です。内部は千葉県立中央博物館大多喜城分館となっています。大多喜城の雄姿は、大多喜駅到着前後で車窓からも見ることができます。

上総中野駅

上総中野駅はいすみ鉄道の終着駅であると同時に、小湊鐵道の終着駅でもあります。直通運転や相互乗り入れは行われていないので、それぞれの列車は上総中野駅で折り返します。終着駅のもつ独特の旅情を味わってくださいね。

四季折々の風景

いすみ鉄道沿線は季節ごとのフォトスポットがいっぱい!おすすめのスポットを教えていただきました。

紅葉 総元駅から上総中野駅に向かう途中の車窓からの眺めがおすすめです。この間にいくつか鉄橋があり、その前後がきれいです

菜の花 ほぼ全線にわたって見ることができます。中でも、総元駅構内、城見丘駅付近、国吉駅~新田野駅間、上総東駅~新田野駅間は見応えがあります。
いすみ市が進めている菜の花プロジェクトの一環として、いすみ市内の保育園児・小学生の皆さんが菜の花の種まきを行い、来春には沿線で菜の花が見ごろを迎える予定です。

桜 沿線のいろいろなところで見ることができます。見所としては、総元駅構内、城見丘駅付近、国吉駅構内、上総東駅~新田野駅間です。

あじさい 沿線に点在しています。見栄えのするところは、国吉駅、小谷松駅です。

いすみ鉄道 https://www.isumirail.co.jp/

上総中野駅からは期間限定の運行バス「房総さとやまGO」で久留里駅まで!

上総中野駅からは亀山湖方面へ路線バスで移動します。12月8日までの土・日・祝日のみ運行するバス「房総さとやまGO」に乗り、旅を楽しみましょう。
もちろん、「サンキューちばフリーパス・フリー乗車券」を使うことができます。
房総さとやまGOは2つのルートで運行されていますが、「老川、亀山藤林大橋方面」のバスに乗車しましょう。亀山藤林大橋で下車し5分ほど歩くと、亀山湖に到着します。

房総さとやまGO https://www.city.kimitsu.lg.jp/site/kanko/22038.html

紅葉が美しい亀山湖

亀山湖は1980年に完成した亀山ダムによりできた人造湖です。緑に囲まれた亀山湖は、釣りやサイクリング、ハイキングもできる人気のレジャースポット。紅葉は本州一遅いと言われ、鮮やかな湖畔の眺望を楽しめます。

亀山オータムフェスティバル
2部 2019年11月20日(水)~12月8日(日)
亀山湖紅葉狩りクルーズ
11月16日(土)~12月8日(日)※紅葉の状況次第

期間中、様々なイベントが開催されます。2部の期間は紅葉がより鮮やかになるため、ぜひクルーズ船に乗って湖上から紅葉を味わいましょう。

紅葉をじっくり楽しんだら、亀山藤林大橋のバス停に戻り、終点の久留里駅へ!

久留里駅下車、久留里の街並みを堪能

久留里は古くから城が築かれ、交通の要所として親しまれてきた地です。江戸から久留里へ行くには3つの道があり、いずれも「久留里道」と呼ばれていました。
君津市内を通る久留里街道は国道410号線となっていますが、各地に久留里街道の標識が立てられています。この道は次世代に伝えたい『20世紀遺産』に指定されており、周辺の歴史ある建物は情緒たっぷりのフォトジェニックスポットでもあります。

平成の名水百選に選ばれた「久留里の生きた水」

久留里の水は、山林に降った雨が天然の地層を通る事でろ過され、地下水脈を通り毎日こんこんと湧き出ています。観光協会によって水質検査が行われ、安心安全な水として保全。井戸には県内各地から多くの人が水を汲みに訪れています。

 

久留里観光交流センター

県指定伝統的工芸品の雨城楊枝など地元名産品のほか、久留里城まつりで使用される手作り甲冑も展示されている駅前の観光案内所。
建物内には「鉄道博物館」もあります。久留里線の歴史や古い信号機、料金表、路線図など、地元はもちろん、長野や東北地方から集めた展示物が充実。鉄道ファンでなくても楽しめますよ!センター前には湧き水の水汲み場があり、美味しい水を求める人でにぎわっています。
名水の久留里は、美酒の地としても有名。お土産にもおススメです。

久留里駅から千葉駅まではJRで1時間40分

房総エリアは、それぞれの四季で楽しめるフォトスポットにあふれています。自然豊かな美しい景観やのどかな風景を撮影したら、あなたのラブちば教えてキャンペーンに投稿してくださいね。お待ちしております!

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