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癒しのお気に入りスポットです。 この日は講堂の近くにスタッフさんがいらっしゃり、 色々なお話を伺うことが出来、とても勉強になりました。 ・日蓮宗のお坊さんが勉強する学校(今でいう大学院クラス) ・周辺は日蓮宗の浸透が早かった ・もともとは北条家の城があった。 北条家が小田原城に集結して空いた後、檀林として使用 ・各大河ドラマのロケ地になっている ・講堂・鐘楼・鼓楼・総門は国の重要文化財 中でも鼓楼(今でいうチャイムの役割をする太鼓が 収められている建物)が一番新しい(と言っても1720年) ちなみに遅刻が重なると1日欠席したことになり、 1日欠席すると留年(!)となってしまう ・鼓楼の茅葺き屋根は定期的に葺き替えが必要で、 昔は近隣の人々で葺き替え作業をしていたが、 今は難しいので業者さんにお願いしている ・講堂・鐘楼は板葺き(杮葺(こけらぶき)・栩葺(とちぶき))。 と言っても柿の木や栃の木を使っているのでなく、 厚みによる名称との事(杮葺=薄い、栩葺=厚い) などなど… 尚、鼓楼があるのになぜ鐘楼もあるのかというと… 生徒が檀林で規則を犯した場合、屈みながら(立って堂々とは歩けないため) なんと付近の民家を100軒周るという行をおこなうことになるのですが、 その際に「これからお坊さんが周りますよ」ということを 住民の方々に知らせるために鐘を鳴らすのだそうです。 (確か「御慈恵(ごじけい)参り」という札を首から下げるのだとか… ただネットで調べてもヒットしないので、記憶違いでしたらすみません。) ハードな行にも驚きですが、更に驚きなことには、 その鐘の音を聞くと、住民の方々のほうでは、 門から玄関までをきれいに掃き清め、お坊さんを迎えるのだそうです。 「悪いことをしたから馬鹿にする・軽蔑する」のではなく、 「将来は偉いお坊さんになる人であるから、敬意をもって接する」という 心の広い方々が、昔からこの辺りには多かったのだな、 ということを感じるエピソードでした。 尚、こちらの飯高寺は、「本堂」にあたる建物を「講堂」と呼んでいることからも お寺というよりは学問所という性格の強いところで、檀家さんはゼロだそうです。 そのため、お掃除・草花のお手入れなど、維持管理を地元の方々がされており、 そのおかげでいつもきれいな飯高寺を拝見することが出来、 本当に頭が下がる思いです。 今の季節も紫陽花が咲いて涼しく、とてもおすすめですが、 秋には紅葉も綺麗との事で、ぜひまた訪れてみたいと思います。
ニックネーム
くろいぬ
撮影場所
飯高寺(はんこうじ)(飯高檀林(いいだかだんりん))
2022/06/28